写真:© ロイター/Maki Shiraki
一般航空機製造者協会(GAMA)の集計から、ホンダの小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」の2017年納入機数が、定員10人未満の小型ジェット機部門で、アメリカ・セスナの競合機を抜いて初めて世界首位となったことが明らかになった。
GAMAによると2017年の納入機数は43機。前年と比べて20機も増加した。販売先は主力市場である北米のほか、ヨーロッパや中南米。競合機のセスナ「サイテーションM2」は39機、前年比1機増だった。
2006年10月から受注を開始したホンダジェットは、これまでに100機以上の受注実績を誇る。2015年12月には、安全性の証明となる米連邦航空局(FAA)の「型式証明」も取得。2018年は今年よりさらに多い50~55機の納入を予定。2019年以降はアメリカ工場での生産を徐々に増やし、80機の生産体制を目指す構えだ。また、近年はアジア市場の強化にも取り組んでいる。
ホンダジェットはエンジンを主翼の上に置くことで、胴体部に取り付ける競合機よりも室内空間が広く、静かなのが特徴だ。さらに燃費の良さも加わって、富裕層や経営者だけでなく、法人顧客からも高く評価されている。2017年2月にはフランスのエアタクシーサービス提供会社「Wijet S.A.」から16機の受注も受けている。
ビジネスジェットやプライベートジェットは、日本を訪れる富裕層や経営者の交通手段のひとつとしても活用が期待されているため、日本でも今後Wijet S.A.社のように富裕層向けサービスのひとつとして法人が購入するケースも出てくるだろう。
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