写真:©Audi Japan sales
メルセデス・ベンツ日本は、高性能モデル「AMG」として初めてマイルドHVの注文を開始した。「マイルドハイブリッド車(HV)」はモーターでエンジン走行を補助するもので、アウディジャパンも旗艦セダンに設定した。マイルドハイブリッド車とは、エンジンと電気モーターを併用することで、二酸化炭素の排出を抑え、さらに燃費を向上させる画期的なシステム。設計のコンセプトや使用方で同じハイブリット車とはいえどもタイプ分けすることができる。専用電池とモータを使用しての制動時のエネルギー回生と始動・加速時のアシストと同様だが、それらはストロング方式とマイルド方式に分けられるのが特徴だ。
このマイルドHVの世界市場は現在3万5千台に達しており、3年後には約8倍の25万台に拡大する見通しだ。国内外メーカーの激化した競争が開始される中、走りと環境性能にこだわる日本国内の富裕層市場が開拓されている。
アウディジャパンは、A7スポーツバックの新型4ドアクーペに続いて、旗艦セダンのA8にもマイルドHVを設定しており、力強い走りを求める富裕層へ訴求している。メルセデス・ベンツでは最上級セダンのSクラスでマイルドHVを発売し車種を増やしてきた。今回発表された「AMG 53シリーズ」は、排気量3リットルの新型エンジンを搭載し、低速時や加速時にモーターが補助するため滑らかで走りの力強さと快適性が楽しめる。販売価格は1200万円といわれている。
欧州を中心に広がる環境規制だが、トヨタ自動車は秋以降にレクサスでの設定予定もあり、日本国内の需要を取り込んでいく。
参照:産経新聞
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