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JPモルガン・チェースは、2018年4月にアメリカの中古プライベートジェットの平均価格が経済成長と法人税率の引き下げを受けて1.5%上昇し、970万USドルになったと発表した。これを受けて、米国の富裕層や企業はプライベートジェットの価格が上昇しすぎる前に購入する動きが出始めてきている。
実際、テキストロン社は2017年にLongitudeの定価を2,400万USドルから2,690万USドルに引き上げた。また、ジェネラル・ダイナミクス社が製造し、現在最大の民間ジェット機であるGulfstream G650の新型は6,940万USドルになる。
ドルフィン・キャピタル・ホールディングスCEOのスティーブン・マイヤーズ氏も、プライベートジェットの価格上昇の傾向を感じ取り、何年も前から購入を検討していたプライベートジェットCessna CJ2を購入した。
一方、日本では特に外国人富裕層観光客から旅行やビジネスで日本を訪れた際に移動手段としてプライベートジェットを望む意見が出てきている。上記のニュースからも特に欧米豪富裕層の間でプライベートジェットに対するニーズが高いことがわかる。これからますます日本のインバウンドビジネスが拡大していくであろうことを考えると、特に欧米豪富裕層旅行客を呼び込みたいと考えている自治体等は、プライベートジェットを活用した移動手段の整備も大いに検討に値するだろう。
このような「富裕層インバウンド」に関心を寄せる自治体が増える一方で、まだまだ富裕層ビジネスに対する知見が不足しているという声も依然として多い。そこで当社では、定期的に富裕層インバウンドをテーマとした独自のセミナーを開催している。ぜひ下記の当社セミナー情報サイトをウォッチしていただきたい。