フランスの富裕層向けブランドがシリコンバレー攻略に本気モード

写真:©Adobe Stock
スティーブジョブズはテクノロジーの天才かもしれないが、彼は明らかにファッションを気にしていなかった。

Facebookのマークザッカーバーグは、議会や欧州議会の前で証言する時だけはシンプルな黒のスーツに着替えているが、何年もスポーティーなグレーのTシャツを着続けている。しかし、基本的に機能的な服装に長くこだわってきたシリコンバレーの億万長者は、ついに贅沢なものを嗜むようになってきた。

その機会を感知して、フランスのエルメスが世界のハイテク企業の本拠地であるパロアルトに米国で34番目となる店舗をオープンした。エルメス社のアクセル・デュマ氏は「サンフランシスコの店舗が非常に強力な結果を収めた後、この新しい店舗をオープンした。 これは未来への賭けだ。現状では、居住者の多くは衣服よりも車に投資をしているが、それを少しでも変えることができればと思っています」と株主に語った。

パロアルトは “サンフランシスコから遠くない。どこからでも贅沢をできる。しかしながら、環境は非常に異なっている。人々は非常に長い時間をかけて成功することに重点を置いています」とエルメスの最高経営責任者、ギョーム・ド・セインズは言った。

世界中のスタートアップのCEOは、衣類に関してよりカジュアルになっている。これは大きな文化的影響を受けていると、ブリオネス氏は語った。「現在、スタートアップのCEOは成功の模範とみなされています。彼らにとっては、衣服は実用的で機能的で二次的です」と彼は付け加えた。「もし彼らがスーツを着用していたら、瞬時に飛行機から次の飛行機に向かって移動する中で、時間もなく、シワのない状態でいる事はできないだろう」

最近までパロアルトに出店すると考えていたラグジュアリーブランドはほとんどいなかったが、今日ではエルメス、ルイ・ヴィトン、カルティエが店舗を構えている。

Comite Colbertは12月にパリで「お金では買えないというユニークな経験」と称し、70名ほどのカリフォルニアの企業家と投資家をヴェルサイユ宮殿でのお買い物ワークショップや食事に招待する予定で「種を植えている状態」で財務的なリターンではないとComite ColbertのCEOは語る。「シリコンバレーの住民がマーケティングに基づいた贅沢と本物の違いを理解するのを手助けする」ことを望んでいるというのだ。スカーフの美しさとバッグや靴の優雅さを超えて、フランスの高級ブランドは、シリコンバレーでもう一つの教訓を持つことになるかもしれない。

シリコンバレーのハイテク企業は「企業の長寿」に興味を持っている。エルメスは1837年にパリで、1947年にカルティエ、1946年にディオールが設立された。Googleは1998年に、Facebookは2004年に生まれた。「シリコンバレーのビジネスモデルでは、企業は5年以内に「恩恵を受ける」ことができる」とComite ColbertのCEOは近年の成功に意気込んでいる。

参照:The Hindu

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