モーツァルトバースデーコンサートを東京メソニックセンターで行う理由「モーツァルトとフリーメイソン」

「モーツァルトとフリーメイソン」

モーツァルトの時代、18世紀後半は啓蒙主義によって世界が変化し始めていた時で「すべての人々は平等に生まれ、実力により評価されるべきだ」という尊い考えを次第に貴族も受入れ、特にヨーゼフ2世は積極的にフリーメイスンを支援、自ら活動し、オーストリアのフリーメイスンのグランドマスターを務めたほどだった。
モーツァルトもその時代、フリーメイスンのロッジが繁栄した音楽の都ウィーンで1784年、28歳でメンバーとなり35歳で亡くなるまで活動する。その影響は周辺の人物にも及び、父のレオポルト、作曲家ハイドンも入会した。
モーツァルトはフリーメイソンの行事のためにカンタータ、歌曲、器楽曲を作曲。同じくメンバーだった台本作家のシカネーダーとも親交を深め、やがて生涯の最後に作り上げたあのオペラ「魔笛」が生まれた。モーツァルトとフリーメイソンを切り離して語ることの方が難しいのである。
さて、既報であるが今回のこのコンサートでは、モーツァルトが交響曲としては最後に作曲した「交響曲41番」を演奏予定だ。大作としても名高いのは音符の数からも理解できる。996小節・17楽器編成分ということは約17,000小節、15万個以上はあるだろう音符を羊皮紙に手書きで仕上げたのである。さらに驚くのはこの作曲は1788年の夏に秋のコンサートのために6週間で書き上げられた。すでに理解を超えているが、もっと言うと同じ期間内に「交響曲39番」と「交響曲40番」が作曲されている。単純計算だが「1曲15万個の音符×3曲」である。天才と一言ではすまないレベルである。
コンサートでは1曲目が、モーツァルトが10代で作曲した中で最も人気が高い「交響曲29番」、最後の3曲目が上述の最後の「交響曲41番」である。モーツァルトがフリーメイソンのコンセプトに触れ傾倒していった思いに心を馳せながら味わう楽曲は、人生において貴重で非常に大きな体験となるだろう。

モーツァルトバースデーコンサート

1月26日(金)  午後7時
1月28日(日)  午後2時
会場: 両日とも東京メソニックセンター

曲目

1)交響曲第29番 イ長調 K.201
2)フルート(尺八)とハープのための協奏曲 ハ長調 K.299
尺八 ジョン海山ネプチューン、ハープ 有馬律子
3)交響曲第41番 ハ長調 K.551
※終演後、出演者との懇談タイム

パトロンチケット

1名 5,500円 • 2名以上各5,000円 • 子供(ID)2,500円

ご予約オンライン

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1月26日(金)
1月28日(日)
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メール、電話

Sinfonia direct tickets@tokyosinfonia.com
Information Tel (03) 3588 0738

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東京スコティッシュライトボディーズ、日本グランドロッジ

後援

オーストリア大使館

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