世界最大規模の家具見本市『ミラノサローネ国際家具見本市』。開催期間は6日間。その期間の来場者は35万人以上にも及ぶ。今年は、Kartell社長であるクラウディオ・ルーティ氏がミラノサローネの代表就任によるマネージメント力が顕著だっただけでなく、低迷していたイタリア経済にも復調の兆しが見えたほど例年にない盛況ぶりを見せていた。
中国やアジア諸国のホテル、レストラン、富裕層の住宅にマーケットが広がっている。アジア勢力の勢いはデザインにも影響しており、質の高い高級ブランド品が支持されている。
会場には若手デザイナーが作品を紹介できるサローネ・サテリテと呼ばれるスペースが提供されており、若手デザイナーが自分の作品を広くデザイン関係の人々に発表できる場であるために、新人の登竜門とも言われている。深澤直人や大城健作など、日本人デザイナーが欧州の家具会社とも肩を並べそのデザインを世界に発信している。
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